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True Japan School 年頭のご挨拶
配信日時:2024/01/02 17:00
True Japan School受講者及び関係者の皆様へ

新年あけましておめでとうございます。
True Japan School校長の米原亮三です。

2024年の年頭のご挨拶を申し上げます。
 今年は、辰年です。
例年にもまして飛躍の年としたいと思います。
 そこで以下の3点を今年の目標としたいと思います。

第1に、あるべき姿の追求です。
2023年、ようやくインバウンドは、復活いたしました。
今年は、昨年以上の訪日客の増加が予想されます。
しかし、日本の観光業界は、これにうまく対応できるでしょうか。
残念ながら、宿泊・交通など、いたるところに障害があります。
通訳案内士や体験の世界はどうでしょうか。
折角の訪日客の増加をうまく、仕事に結びつけられていません。
ガイド業界は、高齢化が進むばかりです。
AIやDXという新技術のなかで、通訳案内士の存在すら、忘れられる危機にあります。
もはや、これまでの延長で考えるのでなく、龍のごとく飛躍が必要です。
龍馬の船中八策のように、現状の延長線でなく、あと数十年の先を見通した制度の構築が必要です。
旧年末のニュースでも申し上げましたが、外国語の話せる添乗員の独自の認可制度を開始しました。
今年は、これをさらに発展させ、日本のガイド業界の新しいフレームへと発展させたいと思います。
これまで、通訳案内士試験において、あまりにも多くの難問・奇問に足を掬われてきた方々の救済手段となると思います。

第2に、現場主義の徹底です。
来週、1月9日、True Japan Schoolの講師である服部豊氏、河村輝夫氏らを迎えて、トークセッションを開催します。
https://www.ijcee.jp/home/news/2024newyear-talk-sessioon/
受講希望者は、既に180名を越えています。
当交流塾の会員以外、通訳案内士試験の受験者の参加者が多くおられます。
この参加希望者のうち、40名を超える方から、文章による質問やご意見をいただいています。
現在、この意見を読みながら、その回答を考えています。
こうした会員や皆様の意見を素直に聞くことが大切と思います。
 私自身、多忙な一年となると思いますが、現場主義を忘れず、仲間を大切にして、前に進みたいと思います。

第3に、貫き通す勇気です。
年末に、「The Brighton Miracle」という映画を見ました。
ラグビーワールドカップ2015の「日本vs南アフリカ」戦に至る練習を描いています。
1勝しかしたことのないワールドカップ史上、最弱の成績の日本チームが、優勝候補の南アフリカに勝利する実話です。
映画を見て思うのは、奇跡は、まぐれではないことが分かりました。
コーチ(監督)であったエデイ・ジョーンズによる、とても厳しいトレーニングが行われました。
以下は、1シーンです。

あるスタッフがエデイに言います。
「あなたは、選手の皆に嫌われています。」
エデイ「前任の監督はどうだった。」
スタッフ「選手に好かれていました。」
エデイ「試合は、どうだった」
スタッフ「ワールドカップで1勝もできませんでした。」
エデイ「私は、好かれるために監督をやっているのでない。
日本が勝つために、監督をやっている。
練習は、やめない」

それまで、日本は、第1回から第7回までの大会で、すべて予選敗退。
全成績は、1勝1引き分け、21敗でした。
しかし、エデイが監督した第8回大会は、3勝1敗でした。
現在、世界最高の優勝回数を誇る南アフリカにも勝ったのです。

今年、私が掲げている目標は、極めて高いです。
外国語ガイド業界に新しい仕組みを作り出すことです。
多分、「嫌われる」こともあります。
しかし、貫きとおす、勇気を持とうと思っています。
今年度は、より多くの方に、通訳案内士試験に合格し、あるいはガイドとして、活動して欲しいと願っています。
皆様に負けず、私も頑張っていきたいと思います。
以上、年頭のご挨拶でした。


米原亮三 Ryozo Yonehara
NPO日本文化体験交流塾 理事長
第二種旅行業 True Japan Tour 株式会社代表取締役社長(CEO)                                          
Mail truejapan@ijcee.com / Yonehara.ijcee@gmail.com URL http://www.truejapantours.com/ Tel 03-6432-0195 Fax 03-6432-0042
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